UN-R156
UN-R156とは、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)が策定した、ソフトウェアアップデートとその管理システム(SUMS)に関する国際規則であり、車両の型式認証においてOTAアップデートを含む更新プロセスの管理体制を要求するものである。
要点(Key Takeaways)
- 2021年1月22日に発効し、ソフトウェア更新の管理体制(SUMS)を型式認証の要件とした
- EUでは枠組規則2018/858 Annex II 要件H2の認証要件であり、型式認証特性に影響する更新を行う車両に新型式2022年7月6日・新車登録2024年7月7日から適合が要求される(Delegated Reg (EU) 2022/2236 第2条)
- サイバーセキュリティ管理(CSMS)を定めるUN-R155とは別個の規則・別個の認可であり、混同しないこと(多くの市場で並行して導入が進む)
詳細解説
UN-R156は、OTAアップデートを含む車両ソフトウェア更新について、メーカーが組織として更新を管理する仕組み(SUMS)を持つことを型式認証の前提とする国際規則である。個別の更新内容ではなく「更新を安全に管理し続ける体制」を認可対象とする点に特徴がある。
SDVにおける位置づけ
販売後にソフトウェアが変わり続けるSDVでは、「出荷時に認証した状態」と「市場で走っている状態」が乖離する。UN-R156はこの乖離を制度的に管理する枠組みであり、SDVの商品性(継続的アップデート)と型式認証制度を接続する要の規則である。
関連用語
- OTAアップデート — OTA(Over-the-Air)アップデートとは、車両のソフトウェアを無線通信…
- SUMS — SUMS(Software Update Management System)と…
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カテゴリ: 規制・型式認証
出典・一次情報
- UN Regulation No. 156 — Uniform provisions concerning the approval of vehicles with regards to software update and software updates management system (OJ掲載全文(CELEX 42021X0388)) — 発効 2021-01-22(EUR-Lex原文で照合済・2026-06-05)
- Regulation (EU) 2018/858(車両型式認証の枠組規則) (Annex II 要件H2「Software update — UN Regulation No 156」(Delegated Reg (EU) 2022/2236 による全面改正で挿入)) — consolidated 02018R0858-20240701 で照合済・2026-06-05
- Commission Delegated Regulation (EU) 2022/2236 (Art. 2(経過規定)— 新型式 2022-07-06/新車登録 2024-07-07(型式認証特性に影響する更新を行う車両)) — CELEX 32022R2236 原文で照合済・2026-06-05